あらすじ
『鳥類弁護士の事件簿』の舞台となるのは1848年のフランス。パリの街では再び革命の気運が盛り上がり、牢獄には罪を犯した者だけではなく、大勢の無実の者が収容されていた。
そんな混沌たる社会で、一羽の鳥が立ち上がる。
かれの名はジェイジェイ・ファルコン。善良な猛禽類だが、弁護士としての腕前は少々心もとない。かれと機知に富む助手のスパロウソンは、二羽三脚で依頼を引き受け、目撃者に聞き込みをし、証拠を集め、法廷で正義を実現していく。
19世紀の風刺画家J・J・グランヴィルによるアートと、ロマン派を代表する作曲家カミーユ・サン=サーンスによる音楽が、作品のハクチョウを高める。